ただのお相手紹介サービスの話

俺の登録している婚活サイトには「お相手紹介サービス」というものがある。
ネットで簡単なカウンセリング(相手への希望)をすれば、
婚シェルなる人物が、無料で俺のプロフなどから紹介コメントを作成し、
気になっている相手へ
「こんな人がいますよ、あなたのことを気になっているんですって」
と紹介文を送ってくれるらしい。

1年間本気で活動しているにも関わらず、まったく女性達から相手にされず、
もはや婚活サイトの主のようになってしまっている俺は、
この「お相手紹介サービス」を使用するべきではないかと考えた。

 

しかし、俺が気になっているのは、この婚シェルなる謎の人物が
どんな紹介コメントを作成するかだ。
会った事もなければ喋ったこともない
婚シェルが俺の何をわかっているというのだ。

俺が夜な夜な「う~、一生一人は嫌だよ~」と布団の中で
泣いているのを知っているのか?
当時、付き合っていた彼女の手を勇気を出し、思い切って握ろうとしたら
「いや、まじ勘弁してよ・・」と真顔で嫌がられたあのときの
俺の気持ちを知っているのか?


「成婚率50%の結婚相談所のノウハウを活かしてマンツーマンで
あなたの魅力を引き出し気になるお相手にご紹介します。」と書かれているが、
「なんつーの、俺ってば、魅力がないのが魅力だから」と28年間、
誤魔化して生きてきた俺に果たして、魅力はあるのか?

 

俺が想像するに

 

「まるで雨に濡れたドブねずみのような野生的な風貌と、
それに見合った低収入で、『うわ~、こいつモテなそう・・』と
いう言葉がピッタリのお方です。
また、女性経験がまったくないため、突然触ったりすると、
『え、ちょっ、えへへ』とキョドりだして、超キモいです。
そして、少しでも女性に優しくされるとすぐ惚れてしまうため、
興味がないのならば、近寄らないことをオススメします。
ちなみにtakaさんは私達、婚シェルの間では、
”ブライダル業界で一番ダサい男・ミスターダサイダル”との愛称で呼ばれ、
とても親しまれております。
そんなステキな男性です(鼻をほじりながら)。」


と書かれたりするのだろう。
泣いちゃう。

終いには、
「残念ながら、takaさんにご紹介できる女性はいませんでした、
しかし、もしよければ・・・」と
メスのチンパンジーを紹介されるのではないかと思うと、
なかなか「お相手紹介サービス」を使用する踏ん切りがつかなくなってきた。

 

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