ただの30歳で迷子になった話

自転車が必要になり、ネットで評判の良かった
DAHON(ダホン)」という折り畳み自転車を購入した。

 

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この自転車について詳しくは知らないが、
ダホンというからには、ホンダさんが作った自転車だろう。

まずはちゃんと乗る前に、防犯登録をしようと思い、
近所のホームセンターに行ってきたのだが、
俺がいかにもお金を持ってなさそうな容姿をしているためか、
「貧乏ボロ雑巾顔面野郎が来たもんだ」と言わんばかりに、
店員からひどく適当な接客をされ、とても気分を害した。

絶対に許すべからず。
俺が大変な名誉と膨大な力を得た暁には、
ここにいる店員すべての職を奪い取り、富を末裔まで凍結してやるつもりだ。

 


防犯登録が済んだので、
続いて、この自転車に慣れるためにも少しサイクリングをすることにした。

特に目的とする場所もなかったため、
小道を見つけては、そこを進み、また小道を見つけては、そこを進み・・・
ということを繰り返していたら、
いつしかまったく知らない場所に行きついていた。

「やべえ」

その後、進んでも進んでも知っている道に出ないうえ、
次第に夕刻が近づき、辺りも少しづつ暗闇に包まれてきた。
こんなときに役立つのがスマホであるが、生憎、自宅の机の上だ。

まさか30歳にして、ましてや地元で迷子になるとは思いもしなかった。
もうこのまま一生、この自転車共にさまよい続けるんだ。
と、泣きそうになりながら必死にペダルを漕いでいると、
どうにか知っている道に出ることに成功した。


今日、埼玉で折り畳み自転車に乗った涙目でオロオロしたとても可愛らしい
まるで天使のような男性を目撃した、という方、それが俺です。
もしくは「貧乏ボロ雑巾顔面野郎をみた」という方、それも俺です。

 

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