ただの「ブライダル」でやってやるの話。

婚活サイト「ブライダル」を再び開始することにした。

 

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以前は、様々な婚活サイトに登録していたのだが、
やはりどのサイトでも一番重視されるのは写真(外見)であるため、
「あれ?ツラのほうがドブってますよね?」でお馴染みに俺にとっては、非常に不利であった。
道端に咲いている綺麗な花には自然と目は向くが、所詮、雑草は見向きもされないのである。


そのため、特に女性から相手にされるわけもなく、
婚活サイトへの登録は、自分のモテなさをただただ痛感するだけであった。


誰からもお誘いが来なければ、俺からお誘いしても返事がない。


そんなモテない日々を続けていたためか、ついには心が「もうダメです」と朽ち果て出したので、婚活サイトの活動を一切辞め、ひっそりと住処であるドブ沼に戻り、心の療養をしていた。

 

「やはりドブ沼の空気が俺には合っているし、ドブ沼の住人はみんな優しい」


・・・しかし、このままではだめなこともわかっている。

確かに今や、ずっと独身でいることは決しておかしいことではないであろう。
趣味に生きる者もいれば、仕事に生きるものもいる、決して、結婚がすべてではないのだ。

だが、女の子が大好きな俺にとっては、”一生独身”は、とても辛すぎる現実だ。


俺は、目を閉じ、ふぅと息を吐いて、決意を固めた。


「みんなスマン・・・俺、もう一度、戦いを挑んでみる」


こうして、ドブ沼に別れを告げ、再度「ブライダル」へと登録をしたのであった

 


ブライダルの一番の利点は”日記が書ける”ということだろう。

日記が書けることで、俺のように、外見が不利にしか働かない男であっても、
多少なりとも女性から興味を持ってもらえるのである。

前回は、この日記という利点を生かさず、まったく日記を書かなかった。
それも敗因のひとつと言っていいだろう。

今回はそのことを踏まえて、たくさん日記を書くつもりだ。

「日記は、毎日更新だ!・・・必ず・・・多分・・・きっと・・・」

俺は力強く宣言した。

 


しかし、久しぶりに「ブライダル」にアクセスをすると、大幅に仕様がリニューアルされていた。

まず、プロフィールがものすごく簡略化されており、「身長、年収、仕事、住んでいる地域」などといった基本的な項目しかなくなって、以前よりも外見の写真がバンッ!とフューチャーされるようになっていたのだ。

もはや、”格好いい奴が勝つ”という恐ろしいシステムが最大限に構築されていたのである。

開始早々に、苦戦を強いられそうな気配をビンビンに感じたが、
唯一の救いとしては「日記を書けるシステムが残っていた」ということだろう。

「格好いい奴が勇者だとしたら、文章が書ける俺は魔法使いだから、魔法使いも人気あるから」という独自の理論を確立し、この戦いに挑むことにした。

さっそく、恒例の「あれ?ツラのほうがドブってますよね?」な外見の写真をアップし、日記を書いた。

それは日記というより、今までの人生を振り振り返り、自身の誕生から、
友との辛い別れ、親友の裏切り、家族との亀裂、父との戦い・・
それはそれは、手に汗握るファンタジー小説のような日記になったという。

 


すると、

 

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などと、今までになかったような沢山のコメントを頂くことができた。

「これはいいぞ、最高のスタートだ、魔法使いバンザイ!」

コメントを書いてくれるということは多少なりとも興味を持ってくれているのだろう。

俺はすぐさま、その女性達に「メッセージのやり取りをしませんか?」という意味を持つ、「いいね!」を送った。


今まで感じたことのないような、とんでもないほどの手応え。
少なくとも3人、いや、4人とはやり取りができるのではないか?そう期待せざるを得なかった。

 


それから、1日以上が経った。

 

 

 

1日以上が経ったのだが、おかしなことに誰からも返事がきていない。

 


俺は幻や、夢でも見ていたのだろうか。
しかし、何度見ても、確かに沢山のコメントがついていることに間違いはなかった。

心の底から深いため息を吐いた。

そして、


「このブス!ブス!ブス!ブス!ブス!」


そう言うと、手に持っていたスマホを窓から放り投げたのであった。

 

 

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