ただのフリーカーが徘徊する世界を生き延びる話。

PS4「Days Gone」を購入した。

 

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このゲームはパンデミックが起き、”フリーカー”というゾンビのようなものが徘徊する世界が舞台のゲームである。

 

このゲームはオープンワールドになっており、大まかなメインストーリーはあるものの、特に「これをやれ」と強制されていることはなく、バイクで走り回りフリーカーを退治するもよし、キャンプの人々を救うも良し、アイテム集めをしてもよし、パンデミックが起きた原因を探るもよし、廃墟巡りをするもよし、現実の俺のように自宅にずっと閉じこもるもよし、とにかく何をしてもいい、何をするかは自分で決めることができるようになっている。

 

まさに「誰かのひいたレールの上を歩く人生なんて嫌だね!」という、反抗期の中学生のような俺にはピッタリのゲームだ。

 

さっそくゲームをスタートさせると、あまり詳しい説明もされないまま、頭に刺青をしたお兄さんと共に、”フリーカー”が徘徊する世界に投げ出された。

 

 

やはりパンデミックが起きた後ということもあり、目の前に広がるのは

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このような荒廃した世界とフリーカーたちである。

 

とにかくこのフリーカーとやらが、大勢でウロウロしており、対処法がわからず、10分ばかり隠れたり、安全地帯と思われる場所を行ったり来たりした。

 

「どうしよう・・・」

 

しかし、何かをしないことにはゲームは進まないため、近くにあった小屋の中をずんずん進んでいると、フリーカーにすぐさま見つかり、4匹に追いかけられるというハプニングが発生した。

 

とんでもなく噛みつかれたり、引っ掻かれたりしたのだが、アメリカ特有の巨大なゴミ箱に隠れることで、命からがらどうにか逃げることに成功した。
舞台が日本ならば、間違いなく死んでいたところであろう。

アメリカさまさまである。

 

しかし、安心するのはまだ早い。
このフリーカーによってつけられたキズが後に人体に悪影響を及ぼさないかが心配だ。

フリーカーは、明らかに”なんかやばそうな菌的なもの”を持ってそうな外見であるため、キズには用心せねばならないだろう。

 

さっそくアイテムにあった”包帯”を使用し、回復をしたが、そんなもので治る程度のものなのだろうか?
専門的な医療施設に行ったほうがいいのではないか?、と不安になった。

 

そんな不安を抱えつつ、フリーカーまみれの街を抜けると”キャンプ”という、いわゆる助かった人達のコミュニティのような集落に到着した。

どうやら、ここが主人公たちの拠点となっていくようである。

 

だが、主人公と頭に刺青をしたお兄さんは、この世界においてどのキャンプにも属さない”はぐれ者”のようなポジションらしく、キャンプの人達は快く思っていないようであった。
キャンプの住人は、まるで30歳になったのに職にも就かず、プラプラしている息子をみる母親のような目で私たちのことを見てくる。

 

どうやらキャンプの人達の信頼を得るには、色々な”依頼”をこなさなければいけないようだ。
さっそく”依頼”を受け探索に出かけると、廃墟になった家の中で「布」というアイテムを発見した。

 

どのように使うかはまだわからないが、「雑巾みてえなフェイスのお前にはこの布がお似合いだよ」というなんらかの俺に対するメッセージなのだろう。

 

これはお守りとしてこの先もずっと肌身離さず持っていこうと思う。

 

きっとこの先、ゲームを進めていく上で、銃弾で撃たれたりすることもあるだろう。
きっとそんなときに

「あぶないあぶない、この布を胸元に入れておいたおかげで助かった」

という展開もあるはずだ。

 

もしかしたらこれは運命なのもしれない。

 

この布というアイテムをどのくらい得られるのかはわからないが、俺は荒廃した世界で”布”を集めるという”布コレクター”として、この世界で生きていく決意をこの瞬間に決めた。

 

そういう生き方もあっていい。

 

なぜなら何をするのも自由なゲームなのだから・・・。

 

それでは布集めの旅に出るので、今日はこの辺で。

 

 

 

 

ただのあけましておめでとう!の話。

あけましておめでとうございます。

 

「よし、2019年はブログを毎日更新するぞ!」と、昨年末に意気込んでいたものの、2019年も年が明け、はやいもので5日目となり、自分の意志の弱さを痛感しております。

 

それでは、「takaさんは果たしてお正月は何をやっていたのだろう?」とみなさんは気になってしょうがないことだろうと思いますので、今日は、”年明けから何をやっていたのか”を書き綴っていくつもりでございます。

 

 

・1/1


初夢に磯山さやかが出てくる。
今まで彼女のことはまったく意識したことがなかったが、急に好きになり、目覚めと共に、amazonで写真集を購入する。
「初夢に出てくるくらいだから、磯山さやかも俺のことが好きに違ない」とストーカー的発想に陥る。

 

「一年の計は元日にあり」という先人の言葉にしたがい、年末に購入した「乃木坂46」のライブDVDを観る。
みんな可愛くて、本当に同じ人間なのかと思う。
そのあまりの可愛さに「俺も乃木坂に入ろう」と、31歳にしてアイドルになることを決意する。

 

年賀状やらないと、と思う。

 

 

・1/2


親戚に会う。

親戚の小学生1年生の女の子が可愛く、お年玉を奮発した結果、手持ちのお金を年明け2日目にして、すべて失う。
「18歳になったときが楽しみだな、うっひひ」と思う。

 

生まれて初めて”だるま”を買う。

 

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近頃は、”赤色”だけではなく、”紫”や”ピンク”といった多種多様な”だるま”が生まれているようで、「だるま界必死だな」とつぶやく。

 

年賀状やらないと、と思う。

 

 

・1/3


年賀状やるか、とついに年賀状の制作に取り掛かる。

 

ファイナルファンタジー」が好きな友人のために、ファイナルファンタジー」のような年賀状を作ることを決め、デザインを考える。

さっそく取り掛かるも、凝りすぎた結果、20時間という膨大な制作時間がかかる。

 

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お餅が美味すぎた結果、1日~3日の間で一兆個食べた。
「なんだかんだで、餅は焼いて、のりで食うのが一番美味いんだよなあ」と、みつお風に言ってみる。

 

 

・1/4


磯山さやかの写真集が届く。
「なんだよこれ!なんだよこれー!」とやり場のない性欲に苦しむ。
アイドルはやめて、プロカメラマンになることで、磯山さやかとお近づきになることを決意する。

それか志村軍団に入団。

 

 

キリがなくなるため、見るのを控えていた「ウォーキングデッド」を見始める。

毎回、誰かが仲たがいをし、毎回、誰かが余計なことをしてトラブルを招くという展開のくり返しなのだが、これがなぜか面白い。

噛まれるどころか、引っかかれるだけで感染が進む、という初代ファミコンソフト並みの高難易度にたじろぐ。
結果、シーズン2までぶっ通しでみるが、今は9までやっているらしく、先の長さに絶望。
主人公のリック氏は、シーズン9までノーダメージでいくのだろうか、すごい。

そんなことをしていたら、正月が終わり、いつもの日常・・・仕事の日々・・・辛い・・・と、徐々に心がデッドしていき今に至る。

 

 

まあ、このような感じで、今日までを過ごしてしまったため、とてもブログを書く暇がなかったのである。

2019年もほどほどに頑張って更新していきたい所存だ。

 

よろしくお願いいたします。

 

ただの初デートで起った事件の話。

みなさんは、”初デート”は何歳くらいのときなのだろうか?

中学生?高校生?大学?・・・今や、「初デートは小学生のときだ」という人もいることだろう。


その一方で俺はというと、学生時代は真っ暗な部屋で、四隅に溜まったホコリを体育座りをしながら食べていたほど、スポットライトの当たらないような男であった。

そのせいもあってか、初めて女性とデートをしたのは、社会人1年目、23歳のときだ。
もはや10年近く前のことのため、彼女の顔は鮮明には覚えてないが小柄で、笑顔の可愛らしかった同い年の女性だった記憶がある。

 

初デートの場所は”水族館”であった。

 

今となっては、よくわからないが当時の俺は、『水族館(S)→動物園(D)→ベットイン(B)』という、2005年野球界に旋風を起こしていた阪神タイガースの勝利の方程式・JFKを彷彿させるような、SDBという”恋の方程式”を完成させていたのであった。

 

水族館は俺にとってのジェフ・ウィリアムス、まさに外れるわけがない。

そんな自信に満ち溢れていた。

 

そして、デート当日。

俺は、社会人1年目の記念に購入した10万円する腕時計をつけていった。

特に彼女に「この時計高いんだよ」と自慢をしたかったわけではない。

なぜだか、この時計をつけると自分に自信が持てていたのだ。

 

彼女と会うと、さっそく水族館の中を歩き回った。

 

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施設内に所狭しと配置されていた水槽の中には、可愛らしい小魚から今まで見たこともないような深海魚がいたりと、二人で「キモス!キモス!カワユス!カワユス!」と盛り上がったことを覚えている。

 

一通り、水槽を見終わると、最後の方に『サメに触れられる体験コーナー』というものがあった。

彼女は、臆病な性格もあり、出川の「やばいよやばいよ」のような感じで、「こわいよこわいよ」と怖がっていた。


しかし、サメとはいっても、小さいサイズのもので、人に襲い掛かるような凶暴なタイプのものではない。

 

「ここは、俺が触ることで男っぽさをみせてやろう」

俺は、そう思った。


なんならば、そのサメを掴み取って、頭から喰ってやる勢いである。

女の子はいつの時代も、野性味溢れるワイルドな男が好きなのだ。

 

「まったく、怖がりだなあ、まあ、みててよ」

 

そう、怖がる彼女の前で、意気揚々と水槽に左手を入れた瞬間であった・・・。

 

水槽に手を入れた瞬間にすべてを悟ったのだ。

 

「あ、時計つけっぱなしやん」

 

そして、そのことに気づいたときには、すでに遅かった。

 

水につけた左手をあげ、すぐに時計を確認すると、彼は時計としての役割を終えていたのであった。

もはや、その姿は”腕時計”ではなく、”腕文字盤”だった。

 

「10、10万円の時計がーーーるヴぃあうrvぱうぱうぱうぱうぱう!」


と、心の中で、ぱうぱうと泣き叫び愕然とした・・・。

 

そんな俺の異変を察知したのか、彼女が「どうしたの?噛まれた?」と聞いてきたが、男が動揺を見せるものほどカッコ悪いことはない。

 

俺は「なななななななん、なんでも、なななないよう、うふふふ」と上手く動揺を隠すことに成功した。

危ない所であった。

 

今となっては、その後のことは覚えていないが、確かご飯か何かを食べた記憶がある。
しかし、俺のテンションの落ち具合は半端なく、その日は、すぐに解散したような気もする。

 

それからというもの、彼女とはなぜか上手くいかなくなり、そのあと「あたし、京都に旅行にいきますの」という言葉を最後に音信不通となった。

 

俺の腕時計は、時はおろか、彼女との恋もストップさせてしまったようだ。

 

以上が、俺の初デートの思い出だ。

今となっては、いい思い出なのかよくわからないが、俺は将来、息子や孫に「腕時計に防水は必須!」と厳しく言い聞かせていきたいと思う。

 

 

ただの葬儀が嫌いな”ある理由”の話。

親戚のおばさんの葬儀に参加してきた。

 


数日前に「なんだか、会いたくなったから」と急にうちの母親の元に訪れ、母がとても不思議そうにしていたのだが、なんと、その次の日に不慮の事故で亡くなってしまったそうだ。

60代後半という年齢だったが、とても元気でまったく死を予感させない人物であったため、突然の訃報の知らせにとても驚いてしまった。

 

急に母の元に訪れたのは、いわゆる”虫の知らせ”というやつであろうか。

そういえば、数年前に、普段まったく掃除をしない友人のお爺ちゃんが、自分の使っていた部屋を急に綺麗に掃除し始め、友人が不思議に思っていたところ、それから数日後に突然、「あら、苦しいよう」と心臓の発作を起こして亡くなってしまうということがあった。


これも”虫の知らせ”というやつであろうか。

やはり、人間というものは、死が近づくと何かしらを感じる不思議な力というものがあるのだろう。

 

 


俺は葬儀が嫌いだ。

 

もちろん「いやー俺は葬儀が大好きで大好きで、もう葬儀って聞くだけで涎が止まらないんですよ」という葬儀好きな人のほうが珍しいだろう。

99%がユーモアとジョークで成り立っている俺にとっては、場違いすぎる重苦しい雰囲気が嫌いなこと、お焼香が嫌いなことなどなど、嫌いな理由は多々あれど、一番葬儀が嫌いな理由としては、”多くの親戚と顔を合わせなければならない”からである。


正月、お盆・・・そして葬儀、俺は、親戚が大勢集まる場所は大嫌いだ。

親戚というやつらは、とにかく人のプライベートの状況が、気になってしょうがない生き物のようである。

俺自身、30代という色々と厳しい年代に突入したこともあってか近頃は、

「最近、仕事はどうなんだ」

「出世はしたのか」

「結婚はしないのか」

「彼女はいないのか

といった人が気にしている質問を、なかなか鋭利な角度でバンバンと聞いてくる。

そんなことを聞かれても「ん~、どうでしょうwww」と、長嶋茂雄の定番モノマネのような返ししかできないのである。

 

親戚というやつらは、なんであんなにも遠慮がないのであろうか。

確かに、大した収入も得ていないことや、独身ということもあって、俺のことを色々と気にかけているのだろう。

しかし、だからと言ってなんでも聞いていいというわけではない、親しき仲にもなんちゃらである。

おかげさまで、赤ちゃんのお肌よりも繊細な俺のハートは毎回ボロボロだ。

 

そんなこともあって、故人を追悼したい気持ちは十分にあるものの、正直なところ、葬儀の前日から激しく気が重かった。

「葬儀いきたくない」

あまりにも行きたくなさすぎて、なんなら俺も昇天しそうな勢いであった。

 

 

 

葬儀会場に行くと、やはり親戚が大勢集まっていた。


親戚勢の顔ぶれは俺の知らぬ間に、結婚や出産などを経て以前よりも大分増えていて、
もはや誰なのかわからない人までいるほどになっていた。

「どうもどうも」と声をかけてくる人が誰なのかわからない。

「やあやあ」と気軽に声をかけてくる人まで誰なのかわからない。

かるい記憶喪失状態である。

そんなことがあってか、最初こそ、「はっはっは!」「はいはいはい!」と気前よく返事をしていたのだが、次第に「ふぁふぁふぁ・・・」「しぇいしぇいしぇい・・・」と、段々気力のない返事になっていった。

 

そんな状況を見かねたのか、母親が俺の元に颯爽と現れ、「あの人は〇〇ちゃんの夫で・・」「あの子は〇〇のお嫁さんで・・」と説明してくれたのだが、もはや覚えられるものではないな、と俺は早々に察した。


覚えようと思っても覚えられない。

takaはいつしか心の耳を封じることで無心へとなった・・・。

顔の表情は無へと化し、感情というものをすべて失わせたのだ。

もはや魂の抜け殻。

 

そのうちtakaは考えるのをやめた。

 

 

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その後、葬儀は粛々と行われ、最後に親戚一同での会席となった。

 

会席の会場には、寿司やら和食やら揚げ物やら、数々の食べ物がテーブルの上に、ところせましと置かれていた。

きっと、プライベートなことを聞かれるならばこのタイミングであろう。

俺は神経を最大限に澄ませ、周りの親戚どもの様子を伺った。

「あれ、なんかみんな俺に話しかけたそうにしてる・・・え、なにこの空気~」と、すぐさま感じた俺は、「これは、イート・イン・エスケープをつかうしかない」

そう決断した。

”イート・イン・エスケープ”とは、何もしていないで座っていると話を振られる恐れがあるため、目の前に出された食べ物をひたすら食いまくって、「俺は食事をしているので放っておいてください」という空気を出すことで、この場を逃げのびる、という能力のことである。

とにかく食う、食って、食って、食いまくるのだ。
俺は・・・腹ペコなサバンナのライオンだ!

そう言い聞かせることで俺の胃は、普段の5倍に膨れあがるのだ。

この能力のおかげで、大した話も振られることはなかったのだが、この能力を発動した代償は大きく、寿司が5貫乗った皿を7皿、計35貫食う羽目になった。
リアルに「もうお腹いっぱいでげふ」と、口にしたのはこれが初めてであった。


しかし、これだけではまだダメだ。

そう思った俺は、”ゴースト・イン・ザ・トイレ”も発動した。

 

これは、周りが仕事や結婚の話題をし始めたときに、まるで幽霊のように気配を消して、トイレに立つという能力である。

しかし、この能力はハイリスクな一面があり、事前にトイレの位置を把握しておかなければいけないことや、あまり使いすぎると「体調が悪いのかしら?」と周りから心配されることで、逆に注目を浴びてしまうなど、強力な能力の反面、かなり使いどころが難しい能力でもあるといっていいだろう。

 

俺はこの能力を5回発動した。

 


結果的にこの日は、この2つの能力を巧みに使うことで、わずらしい質問をされることなく逃げのびることができた。

「良かった、本当に良かった・・・」

無事に家に戻れたときには、その心の解放感からか、どっと疲れが出て2時間ほど寝てしまった。

しかし、今後、親戚たちの結婚、高齢化により葬儀、という機会が年々増えていくことは事実である。

とにかく顔を合わせる機会が増えることは間違いない。

今までの経験上、今回はたまたま運が良かった・・・と言うべきであろう。

 


「次に親戚が大勢集まるまでには、どうにか素晴らしい年収を手にして、素晴らしい彼女を手にしていなくては・・・」

俺はそう決断した。

しかし、決断を下したところで、年収も高くなることもなければ、彼女もできそうにないのだが、一体どうすればいいのであろか。

 

俺と親戚とのバトルは一生続いていきそうである。

 

 

 

ただの命名・ココイチカットの話。

友人の女性から、「縮毛矯正をかけ、髪の毛がまっすぐになりましたのよ」と報告を受けた。


俺はこの知らせを受け、「俺もまっすぐにしたい!縮毛矯正するぞ!」と決意した。

このとき、なぜここまでの決意をしたのかは、今となってはわかりかねるが、きっと彼女に対するライバル心がそうさせたのだろう。

考えてみれば、彼女との付き合いは10年近くになる。

 

中身がまるでそっくりのために、出会った当初から不思議と気が合い、今でもとても仲良くしているのだが、いつしかその友情は「こいつよりは先に恋人を作ってやる」「こいつよりは先に結婚してやる」と謎のライバル心、対抗心へと変わってしまっていた。

おそらく、両者とも「あいつより優位なポジションにいたい」とでも思っているのだろう。

人というものは、人を見下すのが好きな生き物である。

俺も彼女も、特に人を見下すのが大好きだ。

 

そんなライバルである彼女が「縮毛矯正をした」と聞いては、俺もやらないわけにはいかない。

あいつだけにはどうしても負けられないのである。

 


だが、ここで問題が起きた。

それは、俺が普段通っているのは1000円カットのため、縮毛矯正だとか、凝った髪型の施術は取り扱ってないのだ。

縮毛矯正をするにはやはり美容室に行くしかないだろう。

 


そこで家の近所の美容室を探し、飛び込みでお願いすることにした。

突然の素性のわからぬ大男の登場に、お店のスタッフの男性は最初こそ困惑をしていたものの、結果的に「どうぞどうぞ」と快く招き入れてくれた。


席に座ると「どんな感じにしましょうか?」と担当の美容師に聞かれたので、「縮毛矯正をして欲しい」という趣旨のことを伝えると、

「男の人で縮毛矯する人ってあんまりいないんですよね」

「クセを活かしてセットする手もありますよ」

「髪の毛の色を変えるとクセがカッコよくなったりしますよ」

と、なんだかあまり縮毛矯正には賛同していないようであった。

きっと手順が多く、時間がかかってメンドクサイのであろう。

それか俺をさっさと帰したいのだろう。


その後、どうにか説得することに成功はしたのだが、次に「カットはどうするのか」という話になった。

俺は特に「こうして欲しいだ」とか「ここを何センチ切って」だとかいう希望がなかったため、すべてお任せすることにした。

すると「じゃあ、ここをかりあげて、トップをすいて、立ちやすくして、横は耳にかからないように・・・」と、美容師さんは、まるでココイチでカレーのトッピングを注文するように、軽い感じで決め始めた。

俺は出来上がった髪型にココイチカット”命名をすることにした。

 

  


・・・それから2時間後。

鏡の前には、生まれ変わった自分の姿があった。

ストレートヘアーにはなっていたものの、前髪はふぇろふぇろした感じにセットされ、
サイドは中途半端な長さになっており、襟足に至っては、まっすぐ切りそろえられるという斬新な髪型になっていた。

 

「なんか・・・・すごいクセのあるバンドでギターを弾いてそうなやつみたいな髪型だ!」

俺はそう思った。

「うん・・・でもこれは素敵だ!」

そうも思った。

だってそうでも思わないと、泣いてしまいそうだから。

しかし、結果的に友人に負けないほどのストレートヘアーを手に入れたのは事実。

それだけでも十分であろう。

それ以上のことを望むのは贅沢というやつである。


料金はカット込みで10000円であった。

普段利用している1000円カットの10倍の料金だ。

しかし、俺のかっこよさも見た目の面白さも10倍アップしているはずなので、明日からこの新しくなった髪型で女性たちをヒィヒィ言わせたいと思う(笑いが止まらない意味で)。


女性達よ、待っていて欲しい。

 

 

ただのパスタとばばあの話。

某お店のパスタを食べてきた。


以前から、友達が「ここのパスタが一番美味い」「ここのパスタを食べたら他のところで食べれない」とまで言っていて、ずっと気になっていた。

 

どのくらい美味いのだろうか。

 

そもそも、俺はパスタが大好きだ。

みなさんにはあまり馴染みがないだろうが、何を隠そうこの私は、デニーズやジョナサン、サイゼリアといった高級店で毎日のようにパスタを食べ、舌を肥やしているほどである。

そんな生活を続けていたためか、今では、パスタを食べすぎてイタリア人と間違われるくらいだ。

マンマミーアのボンジョルノで、グラッツィエである。


お店に着くと、前評判通り、美味しくて人気があるのか、若者のカップルやおばさんが列を作っていた。

お昼時でもないのに、6人くらい並んでいただろうか。

店内をちらりと覗くと、それほど広くはないようだ。

オープンキッチンのような形になっていて、それを含めても学校の教室くらいの広さであった。

 

お店の前に、料理の写真付きメニューが置いてあったのだが、確かにどれも美味そうである。

しかしながら、そのメニューに書かれている料理名は、コンタディーノ、ガンベローニなどなど、どれも聞いたことのない名前のパスタばかりだ。

見た限りでは、俺の親友であるミートソースくんや、カルボナーラくんの姿がない。

「なるほどなるほど、そうきたか・・・」

どうやらこの店は、パスタにわざと難解なネーミングを付けることで、こちらを怯ませようとしているようだ。

ミートソースくんや、カルボナーラくんがいないとわかった今、信じられるのは己のみとなった。

「こいつぁ、一筋縄ではいかなそうだぜ・・・」

このお店は想像以上に強敵のようだ。

俺のパスタ魂が久々に燃えたぎった。

 


その後、思っていた以上に回転率が早く、並んで10分を待たないうちに席に通された。


席に座ると、店員であるおばさんに、水をバン!っと置かれ、すぐさま「ご注文は?」と聞かれた。

俺は、まだ決めていなかったため、「あ、まだ決めてないので・・」というと、そのおばさんは、「外にもメニューが置いてあるので、待っているときに決めてもらっていればスムーズだったんですけどね!」と、若干、怒り気味に嫌味っぽく言われた。

このおばさんは、俺が強大な力を持った際に、真っ先にこの店からクビにしてやるつもりだ。


結局、”パスタ二トマトソーストチーズヲカラメタヤーツ”みたいな名前のパスタを注文した。


お店の中は、ホールにこのおばさん、キッチンに男性が1人、そして、ホールとキッチンの両方を手伝っている若い女性の3人でやっているようであった。

お店は小さいながらも、席が空くことがないため、キッチンの男性は大忙しでセカセカと料理を作り、ホールのおばさんも、若い女性もこの狭いお店をずっとセカセカと動いているので、目障りと言ってはなんだが、すごく気になった。

 


そうこうしていると、「はい、どうぞ」と注文した料理が、おばさんによって運ばれてきた。

 

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「なんだこれは」

盛り付けはお世辞にも綺麗とは言えないし、上に乗せられたチーズは固まっていて、全然パスタに絡めて食べることは不可能だ。

 

周りのお客さんをみると、みんなニコニコして美味しそうに食べているし、これは俺だけに対する嫌がらせのように思えた。

確かに俺は、ホヨッとしたとても可愛い顔立ちをしているので、普段から人の妬みを買い、こういった嫌がらせを受けることが多々あるのだが、飲食店では初めての経験である。

可愛い顔を持っているというのは、決して楽な人生ではないのだ。

 

しかし、俺は可愛い顔と一緒に、日本列島を覆いつくすほどの寛容な心の持ち主でもある。

「忙しくて盛り付けにまで気が回らないのだろう、しょうがない」

優しい俺は、すべてを許すことにした。

肝心なのは味だ、料理というものは、結局のところ味さえ美味しければすべてOKなのだ。


にこやかにフォークを手に取ると、パスタを絡ませ、ぱくりと一口食べてみた。


「うむ、美味しくない」

 

なんだかトマトソースが妙に水っぽく、味がとても薄いのである。

これだったら、コンビニのパスタのほうが1億倍美味いなと思った。

友達は本当にここのパスタを食べたのだろうか、そして、本当に美味いと思ったのだろうか。

なんならば、茹でてないパスタをそのままバリバリと食べたほうが、まだ美味しいレベルであった。

 


1口食べ終えると、俺はフォークを置いて考えた。

「どうすればこのパスタを食切ることができるか」

考えに考えた末、ひとつの妙案を思いついた。

そうだ、せめて粉チーズを大量に振りかければ味を誤魔化せて食えるのではないか、と。

 

すぐさま近くにいたおばさんを呼び、「粉チーズはもらえないのか」ということを尋ねると、「大丈夫です、持ってきます」という返答を得た。

「ふう、これで食えるぞ」

俺は一安心した。


しかし、その安心もつかの間。

俺はてっきり、ミルに入った粉チーズのようなものがあるのかと思っていたのだが、出てきてのはタッパーに入った大量の粉チーズであった。

「お口に合いませんでしたか?でも、うちはこの味でやってるんで」

そう、おばさんは俺に告げた。

 

そのあまりにも突然の攻撃的な嫌味に「えwwwいやwwwぬぶふふふふふふwww」と不気味に返すことしかできなかった己が残念でならない。

 

もうここまでくると、味にケチをつけた感じの俺が悪いのか、このばばあの態度が悪いのかはわからないが、俺はこの瞬間に激しい怒りを覚えた。

 

本来であれば、この粉チーズをおばさんの頭にすべてぶっかけ「これで”ばばあパスタ”の出来上がりだな!」とでも言ってやりたいところであったが、周りにお客さんもたくさんいたため、今日のところは勘弁してやることにした。


ただ、次回出会ったときは、”ばばあパスタ”を作り上げてあるつもりだ。

 


俺とばばあの戦いは今日、始まったばかりである!

 

 

 

 

ただの今年の冬はダウンベストだからの話。

これからの寒くなる時期に向けて、「ダウンベスト」を買おうと決意した。

 


みなさんの中には「ダウンベストなんて絶対寒いだろ」「あれは救命胴衣だろ」と思われている方が多いことだろう。

確かに、腕部分の寒さは否めないし、あまりにボリュームのあるものを選んでしまうと、救命胴衣感が出てしまうことや、インナーとのバランスを考えなくてはいけないなど、なかなかオシャレ素人には手が出しにくい衣類のひとつである。

 

恥ずかしながら俺自身も昔は、ダウンベストを着ている友人に対し「袖をどこかに落としたんですか」とバカにしていたものだ。

しかし、ファッション業界では”やっぱり行きつくところはダウンベストだよね”という言葉があるほど、冬のオシャレアイテムとして一目置かれている存在なのは事実である。

なんならば、俺のようなファッションリーダーには必要不可欠なものだといっていいであろう。

 

「よし、俺は今年の冬にダウンベストを着るぞ」

そう心に誓った。

いや、むしろファッションリーダーとしてのプライドがそうさせたのだ。


さっそくネットで調べてみると、まさに値段はピンキリであった。

安いものは2000円台、高いものになると10万円を超えるものまであるようだ。

10万円のレベルのものになると、防御力+10くらいのステータス上昇効果が得られそうな勢いである。

もしかすると、俺が知らないだけで高級ダウンベストには、コードで繋ぐとゲームができたり、ブルーレイが見れたりする機能があるのかもしれない。

そうでなければ布の集合体ごときが10万円もするとは考えにくい。

 

もちろん、そんな高額ダウンベストを買えないことはないが、体の暖かさは得られても、代わりにその後の金銭事情は、極寒の如く冷え込むのは間違いないであろう。

デザインによっても値段の変化はあるものの、どうやら中に使われている羽毛などの素材によって値段の違いが出てくるようである。

きっと10万円するものは、伝説のポケモンから獲れた毛でも使ってるのだろう。

 


次にメルカリをチェックしてみた。

どういうわけだか知らないが、メルカリには新品未使用の衣服がゴロゴロしている。
中には同一商品のストックを大量に抱えている出品者までいるようで、「犯罪のニオイがする!」と毎回思いつつ見ている。

 

ダウンベストで検索をかけると、もちろんたくさん出品されていた。

そこで気になったのだが、出品者のコメント欄に”買ってみたものの着る機会がなかったので出品します”といった類のコメントをいくつか見かけたことだ。

考えてみれば、確かに着る機会というのもそうそうあるものでもないだろう。

毎日の通勤に着るようなものでもないし、ちょっとコンビニまでで着るものでもないように思える。

着るとしてもせいぜい友人と出かけるときに、少しのオシャレとして着るくらいだろうか。

 

そう考えると、買っても着る機会というのはせいぜいシーズンに3、4回くらいに思えてならない。

3、4回のためにお金を払う・・・。

ここまでくると「もういらないんじゃないか」とも頭によぎったが、「だめだだめだ、買うと決めたんだから」とすぐさま考えを改めた。

きっと、このオシャレファッションブログを運営しているプライドがそうさせたのだ。


結局、色々と悩んだ挙句「ナノユニバース」のダウンベストを購入した。

 

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着ぶくれしない、デザイン的にもシンプルなどなど俺の理想通りのダウンベストだといっていいだろう。

ただ、「ナノユニバース」という悪しきメーカーは、着用モデルに日本人とは似つかないスタイルの良い外国人を使用しているため、実際の着てみると画像イメージと違う、といったことがこれまでも多々あったために少々不安である。


肝心のお値段は32000円であった。

お金の価値観は人それぞれであるが、俺にはとんでもない出費だ。

これから年末のかけて、話題のゲームの発売や、様々なイベントなどが控えている、ここで3万円もの大金を使っていいものか・・・。

しかし、すべてはオシャレのため、これかもらみんなのファッションリーダーとしてやっていくために必要な出費だ。

 

俺は決意を固め、カード一括払いで購入をした。

 

 

それからしばらく時間が経ち、購入した今になって思うと、なぜこんなにも、このときダウンベストに熱意を持っていたのか不思議である。

なんならば、こんなダウンベストを買わずに、32000円分のえっちな動画を購入して、
それを観ながら冬を過ごしたほうが、よっぽど暖かい気持ちで過ごせたのではないか?と思っている。


果たして、俺はこの冬にどのくらいダウンベストを着るのか、むしろ似合うのか、是非とも注目して見守っていて頂きたい。

 

 

ただのカメラと心臓を止めるな!の話

話題の映画カメラを止めるな!を観てきた。

 

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何やら、上映当初は数か所のみの上映だったようだが、面白いと口コミで広まり、今では、日本各地で上映するまでになった人気映画だそうである。

この映画に関して一切の情報を調べていなかったため、どのような話なのかまったく知らず、ポスターを見る限り、B級映画にありがちなゾンビが題材の映画なのだろうか」くらいに思っていた。

 


映画館に着くと、チケット売り場には列ができていた。

俺のジャニーズの先輩であるキムタクくん主演の映画や、この「カメラを止めるな!」といった話題の映画が重なっているためか、久し振りに映画館は賑わっているようである。

 

このご時世、映画館が賑わうのは大変良いことだ。

しかしながら、毎回、チケット売り場に並ぶ列を見ると思うのだが、なぜ彼らはオンラインでチケットを事前に買っておかないのであろうか不思議だ。

スマホという文明の利器を使えば、チケットなど1分もあれば買える時代である。

それなのに何十分もかけて、なぜ列に並ぶのか・・・。

「やれやれだぜ」

俺は呆れて、思わずそんな言葉を口にした。

こんな言葉を日常で発するのは、俺か空条承太郎くらいのものであろう。

 

もちろん俺は事前にオンラインチケットで購入済みだ。

「事前準備を怠らないtakaさんって素敵だな」

「物事をスマートにこなすtakaさんって素敵よね」

今にも女性達からそんな声が聞こえてきそうである。


列を横目にチケットの発券を済ますと、次は飲み物だ。

俺が映画を観るときは必ず”ジンジャーエールと決まっている。

コーラ?カルピス?そんなものは子供の飲み物である。

素敵でスマートな俺のような大人になると、飲み物といえば”ジンジャーエール”だ。

正直なところ、毎回飲んでいるにも関わらず、この”ジンジャーエール”が炭酸ということ以外、どのような成分を含んだ飲み物なのかはわからないが、”エール”と付いているからには応援的な意味のある飲み物なのであろう。

素敵でスマートな大人の男はあまり細かいことは気にしないのだ。

 


さて、これで準備は万端だ。

飲み物を片手に、さっそく上映スクリーンに入場し、指定された座席に座った。

さすが話題の映画だけあってか、周りを見渡すと老若男女、年齢層の幅広いお客さんで埋まっていた。

 

これで俺の隣の席に可愛い女の子でも座ってくれようものならば、最高だ。

「”カメラを止めるな!”どころかドキドキして、心臓止まるかもしれん!」

そんなことを考えて浮かれていたのだが、実際は、ハーフパンツにタンクトップ姿で、
大和魂”だとか”愛”だとか色々な言葉や模様が、腕や足にペイントされている怖そうなお兄さんのグループが俺の隣にどすんと座った。

「でたよ、これだから都会は!」

俺は大変にビビったそうである。

そして、腕が当たらないように最善の注意を払い、まるで子猫のように丸まって映画を観る羽目にもなったそうである。

女の子のドキドキとは違った意味で心臓が止まりそうであった。

 


そんな緊張感の中で映画が始まると、最初の30分はびっくりするほど、いや・・・乱暴な言葉で表現すると”クソつまんねぇ”であった。

とにかく意味がわからない演出、意味が分からないセリフの数々、そして視点がぐるぐるするカメラワーク・・・。

 

現に年配の方が3人ほど帰っていく姿を見かけ、なんならば、俺は「隣の怖そうなお兄さんたちがあまりのつまらなさにぶちギレるのでは!」・・・と、これまた子猫のようにビクビクしていたくらいである。

もちろん、続けて観ていくうちに、この謎の数々の真相が明らかになっていき、「ああ、そういうことか!」と、そこからスクリーンがみんなの笑いに包まれるほど、とてつもなく面白くなっていくのだが、序盤がなにせ辛い。

この序盤を耐えられるかによって、この映画の評価がだいぶ変わってくるであろう。


見終わった後は「面白かった」「やばかった」と周りからは大絶賛の嵐であった。

俺自身も「有名俳優も使わず、大金もかけず、最高の脚本と最高の演出でお客さんを満足させる・・・もしや、これが本来の映画というものなのかもしれない」と人知れず衝撃を受けた。

 


その後、映画館のトイレに寄って、近くのカフェに行ったのだが、なんとその2か所とも、隣の席に座っていた怖いお兄さんグループたちと一緒であった。

「し、心臓が休まらない!」


俺はこの経験をもとに”どこにいても怖いお兄さんグループと一緒になる不運な男の1日を描いた”作品、「心臓を止めるな!」という名の映画を撮ることを決意したのであった。

 

 

ただのまた”予知能力”が起きた話。

1年ほど前だったか、とにかくずいぶんと前に、「俺には予知能力があるのかもしれない」ということをこの日記に書いたのだが、きっと誰一人として覚えていないことであろう。

 

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このときの内容を簡単に説明すると、「自分の右足が痛くなったと思ったら、女性社員の右足の甲に木片が刺さって入院することになった」「仕事場を掃除するために松居棒を量産していたら、次の日に松居一代の騒ぎが起きた」「wikipediaでたまたまハクビシンの項目を読んでいたら、その日の夜に遭遇した」などなど、それはそれは”予知能力”としか言えないような現象が続いた・・・という話である。


それ以来、”予知能力”が発動することはなかったのだが、実は、またここにきて徐々に”予知能力”が復活をしてきた。

 

 

思い返せば復活の兆しは、5月頃だっただろうか。


フローズン・タイム」という”時間を止められる力”を持った主人公の甘酸っぱい恋愛模様を描いた映画を見たのだが、時間を止めて、次々と女性達を裸にしていく場面がとてもうらやま・・許しがたい映画であった。


「くそ、俺にもそんな力があれば」

 

そう思った俺は、「時よ止まれ!」「時よ止まれ!」「時よ止まれ!」と目を閉じ、両手を合わせて必死に願ってみたのだが、時などが止まることは、もちろんなかった。

しかし、その翌日のことであった。

あの大人気音楽グループ・TOKIO山口メンバーの事件が発覚したのだ。

その後、音楽活動の休止や山口メンバーの脱退などが発表され、TOKIOの勢いは完全に止まってしまったと言っていいだろう。

「時よ止まれ・・・時よ止まれ・・・TOKIO・・止まれ・・・・はっ」

俺はこのとき、すべてを理解した。

前日の「時よ止まれ!」との必死の願いは、TOKIO止まれ!」として実現してしまったのである。

もしかすると、TOKIOに色々あったのは俺のせいなのかもしれない。

 


そして、次に起きたのはそれからしばらくしてのことだ。


みなさまの記憶にも新しい「売り物のぬいぐるみにキッス事件」である。

これは元・AKBのメンバー・岩田華怜さんがディズニーランドの売り物の”ぬいぐるみ”にキスをして、その様子をSNSに上げたところ見事に炎上をしたという事件だ。

俺から言わせてもらえれば「そんな美少女にキッスされたぬいぐるみなんて逆にご褒美だろう」と思ってしまうのだが、やはり世間の目は厳しいようである。

これがその問題の写真なのだが、

 

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見てわかる通り、くまのプーさんのぬいぐるみのようだ。

「ん・・・・まて、これは・・・!!」

俺はこの画像を見て、大変に驚いた。

このくまのプーさん”のぬいぐるみ、実はこの事件の少し前にディズニーランドに行ったお土産として貰ったばかりだったのである

 

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確かに、俺は可愛いものは好きなのだが、ぬいぐるみを集めるような趣味もなければ、
特にプーさんが好きという事もない。

なんならば、プーさんはハチミツが好きという情報しか持ち合わせていないレベルだ。

そのため、このお土産を頂いたときは「なんでこれなんだ?」と、大変不思議に思ったのだが、今となっては納得である。

そう、すべてこの事件の予知だった。

もしかすれば、これはTOKIOの事件同様に俺のせいなのかもしれない。

この件に関しては、是非とも岩田華怜さんに謝りたい所存であるため、もしも、ご本人がこれを読んでいたのならば、連絡先をすぐにでも送って欲しいくらいである。

なんならば住所でも構わない。

 


そしてそして、驚くなかれ。

続けざまに、バナナマンの日村氏の事件も予知していたのだ。

イムリーすぎて、みなさまはご存じのことだろうが、これは「バナナマンの日村氏が16年前に16歳の女の子とにゃんにゃんした」という事件である。

この予知は、そのことが「雑誌で取り上げられる」というネットニュースが出た当日だっただろうか。

パソコン内の写真フォルダーを整理していたところ、謎の1枚の写真を発見した。

 

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地面にバナナの皮が寂し気にポツンと落ちてる、というものである。

見ようによっては、不思議にも思えるし、不気味とも思える画像だ。

だが、俺はまったく撮った覚えがないし、もしかしたら何かで使おうと以前にどこかから保存した画像かもしれない。

しかし、それにしてもまったく心当たりがないのである。


寂し気に落ちているバナナの皮・・・・。

このときは、「なんだか不気味だなあ」と思い、そのまま放っておいたのだが、その夜のことであった。

バナナマン日村勇紀に16歳少女と淫行疑惑とのネットニュースが全国を駆け巡ったのだ。

この寂し気にポツンと1つ落ちている辺り・・・今後、解散などという話に進まなければいいのだが。

 

 

最後に、実はあの悲しいニュースも予知していたことをここに告白しておきたい。


俺はスマホゲーム「プロ野球スピリッツA」というゲームが大好きである。

ゲームタイトルからもわかる通り野球のゲームなのだが、他のスマホゲームのように対人と協力したり戦うことができたりする。

この日も何とはなしに、いつものように対人対戦のようなことをやっていたところ、対戦相手のユーザーネームが西野七瀬であった。

 

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長年このゲームをやっているが、実際の有名人や芸能人の名前を使ったユーザーネームに出会ったのは初めてだった気がする。

 

詳しく知るわけではないが、彼女が野球ファンだと聞いたことはないし、まさか本人が本名でこのゲームをやるわけがない。

間違いなくこれは別人であろう。

そうは思いながらも、一応、彼(彼女?)のプロフィールを確認したところフリーコメント欄にこのように一言書かれていた。

「もう疲れました。」と。

このゲームに対して疲れたのか、はたまた人生に疲れたのか・・・。

このときなにか、嫌な予感というべきか、ゾクッと感じたのを今でも覚えている。

 


そして、こちらもその夜のことであった。

ファンにとっては、とてもショッキングなニュースが発表された。

西野七瀬乃木坂46を卒業」

 

 

 

以上が、今回ここ最近起こった”予知能力”である。

残念なことに”物事が起こってから”しか、その事前の関連性がわからないため、はたしてこれを”予知能力”といっていいのかは謎なところだ。

もしかすれば、すべて偶然で片付いてしまうことなのかもしれないだろう。

しかしながら、こんなにも事件やニュースに関連することが事前に起こるのだろうか・・・。

その真相は神のみぞ知るのである。

 

 

 

ただの今後のモデル活動のために!の話。

普段、一切”体重計”というものに乗ったりすることはない。

だが、ここ最近太ってきたような気がしたので「あら、太ったかしら」と思い、久しぶりに体重計に乗ってみたところ、以前よりも+5㎏ほどになっていた。


あまり気にしていなかったが、よくよく見ると確かに最近、お腹が少し出てきたような気がしないでもない。

世間の30代のみなさんは、今更、お腹を引っ込めようだとか、体型をどうこうしようとは、なかなか思わないだろう。

しかし、ツイッターのフォロワーが現在4人という大人気ブロガーの俺ともなると、そういうわけにはいかないのである。

もしかすると今後は、その人気ぶりから執筆活動以外にも活躍の場を求められることが増えるだろう。

俺の180㎝に迫る長身、スラっと伸びた長い脚に目をつけた芸能事務所から、「第二の竹内涼真はキミだ!」とモデル活動の話があるかもしれない。

 

そんな話があるかもしれないのに、この”わがままボディ”のままでいいのだろうか。

いや、このままでいいわけがない。

「こんなお腹のままではダメだ、ダイエットだ」

そう決意を固めた。


脂肪を筋肉に変えるだとか、腹筋を6つに割るだとか、そういうことをするには大変な苦労を必要とするし、並大抵のことではないのだが、シンプルに”体重を減らす”ということだけを目的とするならば、そう難しいことではない。

 

ただ「運動をすればいい」それだけのことである。

 

しかしながら、普段の生活の中に急に”運動”を取り入れるのことは、そう簡単なことではないだろう。

それに運動とは言いながらも、できれば家の中でできるものが一番だ。

そこで俺は色々と調べた結果、「昇降運動」をすることにした。

 

これは、高さのある台を用意して、1時間ほどその台を昇り降りするだけという至ってシンプルな運動方法だ。
そして、この運動の一番の利点は、テレビを見ながらできるということである。

一見、いくらシンプルな運動方法とはいえ、1時間も昇降運動をするのは大変なようにも思えるが、テレビを見ながらだと、1時間だろうが2時間だろうが、あっという間なのだそうだ。

中でも30分で区切れるアニメを見ながらやるには丁度いいため、録画で溜まったアニメを消化しながら脂肪も消化できることから「アニメダイエット」として、数年前にオタク界隈でブームになったようである。

 


俺は本格的にやるべく、昇降運動専用の台を購入した。

 

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俺のもとにやってきたこの台は、まるでヴィッセル神戸に来たイニエスタのように大歓迎で迎えられた。

なんせ、この台は俺がモデルになるためのまさしく、”踏み台”になるのだから。

 

さっそく試しに何分間かやってみたものの、これが見た目以上にキツく、大変であった。

わずか数分でこれなのだか1時間もやろうものならば、即座にガリガリになること間違いなしであろう。

「モデルになったらananの専属になろう」

もはや、雑誌がデルモを決めるのではない、デルモが雑誌を決める時代なのである。

俺の夢はまるで風船の如く膨らむばかりだ。

 


まず初日は30分だけやることにしたのだが、生憎、俺はアニメを見る習慣がないため、
代わりに録画していた「さまぁ~ず×さまぁ~ず」を見ながらやることにした。

この番組も30分で終わるので、タイマーとしてもいいだろう。

しかし、この番組チョイスが後に大事件を引き起こすのであった。


「さまぁ~ず×さまぁ~ず」は毎週さまぁ~ずの2人が面白い話をするというトーク番組だ。

この回のトーク内容が「三村が自宅の階段から転げ落ち、あばらにヒビが入った」という話であった。

その話がとても面白く、腹を抱えるほど笑えたため、昇降運動どころではなかったのだが、どうにか堪えながら5分、10分と昇降運動を続けていた。

 

そのときであった。

 

番組に気をとられすぎていたため、足元への集中力が欠落し、右足を踏み外すというハプニングが発生したのである。

ただ踏み外すだけならよかったのだが、その際に右足を変な風に着地させてしまったためか、”ヌギャ”という不可思議な音が体内を駆け巡った。

「これは折れたな」

俺はすぐさまそう感じた。

文字ではとてもクールな感じで誤魔化しているのだが、実際は、白目を剥いて「あぶぶぶぶ」と泡を吹きながら後ろに倒れそうなくらいの痛みであった。


それからというもの、昇降運動どころかご覧の有様である。

 

 

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「残念ながら、モデルの活動はお断りします」


taka氏はこの場を借りて、諸所の芸能プロダクションにそう告げたそうである。

 

 

ただの「パワハラ」はなくならないぞ!の話。

近頃、「パワハラ」の一大ムーブメントが起こっている。

 


パワハラ」とは、会社で自分より立場の上の人物が、その力を使い、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えることが定義とされている言葉、いわゆる、「パワーハラスメント」の略語だ。

しかしながら、このパワハラ「一体どこからどこまでが”パワハラ”なのか」という詳しい線引きがまったく明確にされていないため、とりあえず会社でなんかあったらパワハラと言っておけ、という軽い感じで現在は広まっているのだろう。


もちろん、どういうことであれ、この言葉が広がることは良いことだし思うし、なんならば「パワハラ」というものは根絶して欲しいと思っている。

だが、現実には現在取り上げられている「パワハラ問題」というものは、有名スポーツ選手や有名大学絡みの問題が多く、メディアなども視聴率が取れることもあって、連日取り上げているだけのことだと思っている。

 

大企業ならまだしも、おそらく、小中企業で同様に「パワハラだ!」と訴えたところで、このようにメディアに大きく取り上げられるわけもなく、謎の権力によってもみ消され、なぜだかパワハラを訴えた自らが会社を辞める羽目になることは目に見えているのだ。

いくらパワハラ問題が有名になったとはいえ、個人が会社と戦うにはリスクが大きすぎるのが現状である。

なので「これはパワハラだわ!」と思っても、力のない人間、強力な後ろ盾がない人間は訴えることすらできないために、「パワハラ」というものは、残念ながらこれからも無くならないであろう。

 

そもそも、大きな話をすれば人間に感情がある時点で、殴られた、怒鳴られた、嫌がらせをされた、というパワハラの主たる問題が無くなるはずがないのである。

そして、俺から言わせてもらえればパワハラを訴えても、そのあとしっかりと守ってくれたり、ケアしてくれる雰囲気を作っていない会社」もある種のパワハラみたいなものだと言いたい。

 


思うに来年、いや、今年の年末にでもなると、段々とメディアも視聴者もこの問題に飽き始めることだろう。
そのうち「パワハラ」という言葉をこれだけ聞くこともなくなり、いずれ一世を風靡したトルコアイスのように忘れ去られていくのである。

 

俺が恐れているのは、ここからまたパワハラが蔓延ることだ。

 


そうならないためにも、政治を動かしている偉い人たちには、「パワハラ」というものに対し、しっかりと対策を考えて欲しいのだが、何しろその偉い人たちはそもそも強大な力を持っていて、パワハラなどという問題は無縁・・・むしろパワハラを行う側にいるため、興味があるはずがない。

人というものは、身近に起らない問題ほど、興味を持ち難いのである。

現に、「これをやったらパワハラ、でもこれはセーフ」という明確な線引きをいつまでも我々に提示してくれていないのがその証拠だ。

なんならば、これまでのパワハラ問題の数々に対し、「え?これの何がダメなの?」と思っていそうである。


そんなこともあって、非常に残念だが、これから先も日本人は”パワハラ”と一生付き合っていくことになるだろう。

俺から言えることは「そんな社会で働きたくないでござる」という一言だけである。

 

 

ところで、「セクハラ」「パワハラ」という言葉はよく聞くのであるが、「他にどのくらいの種類のハラスメントがあるのだろう」と思い、調べてみたところ、今では30~40種類ほどのハラスメントの種類があるそうだ。

 

その中には「これは嘘だろう」と思うものも多々あったため、最後に少し紹介してみたいと思う。

 


・グルハラ

 

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「グルメハラスメント」の略。

食事に対して細かいことを言ったり、相手に不快感を与えることだそうだ。
居酒屋などで「ちょっと!勝手にからあげにレモンかけないでよね!」と怒ったりしたらこれも立派なグルハラである。

 


・エアハラ

 

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「エアコンハラスメント」の略。

空調関係の嫌がらせ。

「あれ、まって・・・この部屋寒くない?」と思ったら、「身体的苦痛を受けた」と、エアコンハラスメントで訴えよう。

 


・ゼクハラ

 

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「ゼクシィハラスメント」の略。

「はあ、彼氏が全然結婚を意識してくれないな・・そうだ、机にゼクシィ置いておこう、ふふふ」
そんな現場を目撃した彼氏は心理的負担を与えられた」とゼクハラで訴えよう。

 

 

・ペッハラ

 

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「ペットハラスメント」の略。 

「わんわんわん」
「なんかあの家の犬、すごい吠えてくるなあ、怖いなあ」
「わんわんわん」
「あ~もう我慢できないよう、怖いよう」

こんなときは、「恐怖心を与えられた」と、ペッハラで飼い主を訴えよう。

 


・告ハラ

 

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「告白ハラスメント」の略。

「よし!今日こそA子ちゃんに告白するぞ!」

「あ!A子ちゃん実は話したいことがあるんだけど・・」
「え!でも・・・」
「実は、そのA子ちゃんのこと・・・」
「え、え、まって」
「その、す、す、す、好・・・」
「告ハラで訴えますね」
「え」

こんなように、告白で相手に迷惑をかけられたら告ハラで訴えよう。

 

 

・キヨハラ

 

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ただの俺はフードファイターだからの話。

友人から「肉を食べにいこう」という誘いを受けた。


皆さんからは「ニートがミートを食べるなんてシャレですか」と思われるかもしれないが、ニートにだってミートを食べる権利はあるのだ。

話を詳しく聞くとどうやら「ステーキを食べる」ということだったので、てっきり俺にお似合いな高級イタリアン料理の名店にでも行くのかと思っていたのだが、連れて行かれた場所は、江戸屋だったか松坂屋だったか毛利屋だったか・・とにかく”ザ・日本”という店名のところであった。

 


店内に入ると至る所で、屈強な男たちが、まるで貪るかのようにでっかい肉を喰らっていた。


その様子は、まるで獲物を喰らうライオンのよう。

そう、ここはまさに”ジャパニーズ・サバンナ”である。

 

そんな様子に驚きつつも、席に着き、メニューを見るとどうやら肉のサイズを100gから1.5㎏くらいまで好きなように選べるシステムのようであった。

もちろん肉以外のメニューも豊富にあるのだが、やはりメインは大きいステーキを始めとした肉料理の数々のようだ。

 

俺はメニューを見るなり、「俺はフードファイターだから、とんでもなく食うぞ」と友人2人に宣言した。

きっと友人達も「俺だって!」と言ってくれるに違いない、今夜はとんでもない肉パーティになりそうだな、そう思っていた。

しかし、一緒に来た友人2人の口から出てきた言葉は、
「500gくらいなら食べれるかな」
「あ~、でも自信がないから400gくらいにしておこうかな」
「でもさ、これに加えてサラダとライスも付いてくるんでしょ?なら300g・・・」

と、なんとも情けない発言の数々だった。

俺は心底ガッカリした。

 

確かに我々には、牛を丸々一頭食べていたあの若いときほどの食欲はもうないのは事実だ。
だが、そうは言ってもまだ30代。
あのときの若さと食欲はないにしても、肉の1㎏くらいならペロリと、なんならヘロリと食べるくらいの食欲はあるはずだ。

「お前ら・・・俺は情けないよ」

気付くと、俺は説教をしていた。

もしかすると”フードファイター”としてのプライドがそうさせたのかもしれない。

そして、俺はあの青春の日々を、底なしだった食欲を思い出せ!と彼らに涙ながらに訴えた。

ちなみに彼らとは、ここ数年の付き合いで青春時代など知る由もないということは内緒である。

 

しかしながら、そんな俺の姿に心を打たれたのか、「そうだな」と、2人は「800g」の量にすることに決めた。
本来ならば1㎏は食べて欲しい所であったが、まあ今回はそれで良しとしよう。

俺は彼らが食べる量どうこうよりも、彼らが食べようとしてくれた姿勢が嬉しかった。

 

量を決めた2人は、”果たして、そう言ったtakaは一体どれくらいの量にいくのか?”と、とても気になっているようであった。

 

俺はそんな2人を、まぁまぁと落ち着かせ、「注文するときにわかるさ、サプライズ注文だ」とだけ言い、近くにいた店員を呼んだ。

 

そして


「じゃあ、〇〇ステーキの800gを2つと・・・・250gをひとつで」と注文した。


なぜだかわからないが、2人ともとても驚いた顔をして俺のことを見ていた。

 

その後、2人には「裏切り者」「嘘つき野郎」と散々罵られたのだが、俺くらいの熟練フードファイターともなると、量よりも味を楽しむクラスになっているのだ。
フードファイターはただ多くの量を食べればいい、というのは素人の考えである。


250gなら味を楽しむのには丁度いいだろうと思っていたのだが、実際に運ばれて来た肉を見るとその大きさに驚愕した。

なんと、ボブ・サップのパーくらいの大きさなのだ。

800gに至っては、ボブ・サップのパー3つ分ほどであった。

 


食べてみると、確かに味は美味い。

これならば、大きさに驚いたものの250gも余裕だろう。

なんなら、「追加でもう250gいけそうだな」と頭に過ったほどだ。

50gを食べ、100g、150g・・・あと半分ほど、そのときであった。

俺のフォークとナイフがピタリと動きを止めたのだ。

 

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そして、友人2人に向かって、こう口にしたそうだ。

 

「ふう、もう食べれないでげふ」


今日、ここに一人のフードファイターが引退をしたのであった。

 

 

 

ただの耳からワインが出た話。

一週間ほど前の話になるのだが、朝起きたら枕に血のようなものが付着していた。

 

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30代になると、衰えから枕に抜け毛が多く付くようになったりだとか、強烈な加齢臭が付くなどとは聞いたことはあったのだが、血液が付着することもあるのだろうか、人体の不思議である。

「寝ているときに顔でも引っ掻いたのかしら」と思い、鏡で顔や、耳の裏、首の後ろまで確認したのだが、キズひとつ見つからなかった。

鼻血かとも思ったのだが、やはり鼻血が出ただろうという形跡も見当たらない。

ましてや、寝ている最中に口から出血するなんてことはないだろう。

 


そうなってくると、いよいよ可能性として出てくるのは「耳の中」くらいか。

ただ、「耳からの出血はやばい」と聞いたことがあるので、とりあえずその場は、恐怖心から「これは血じゃないから大丈夫」と自分に言い聞かせ、見て見ぬふりをすることに決めた。

実のところ、俺はギャグマンガの主人公並みに回復力があるので、ちょっとやそっとのキズくらいなら自然治癒できるのである。

今までも多少の負傷や病はそれで乗り切ってこれた、今回も大丈夫。

 「こういうのは病院とか行くと逆によくないから、うん」

このときはそう思っていた。


しかし、それから何日かすると、次第に右耳に水が入ったような、音がこもるような違和感を感じ始め、段々と頭痛の症状まで出始めた。

このときばかりは、さすがに”例の枕”のことも頭によぎったりもしたのだが、まだ「風邪だな」と思っていた。

 

だが、ついに昨日、耳の違和感に我慢できず、何とはなしに小指を入れたところ、ワインレッドに染まった液体が指先にベタリとついていたために、そこでようやく危機感を覚えた。

「あれ、耳からワインが出てきたぞ」と。

俺が毎晩ワインパーティを開き、毎日浴びるようにワインを飲んでいるのならば、耳から出てきてもなんら不思議に思わないが、生憎、そんなパーティを開催した覚えがないため、耳から飛び出てくるようなことは不自然である。

 

「これはやばい・・・・」


そんな訳でいよいよここで覚悟を決め、今日病院に行ってきた。


病院に付き、受付で「耳から芳醇なワインが出た」ということを説明したのだが、そこから2時間ほど待たされた。

きっと重病ならば、誰よりも真っ先に俺が優先されるはずだろう。

こんなに待たされるということは大したことないんだ、と少し安堵した。

なんならば、安堵しすぎて「本当にワインなのではないか」などと楽観的に考えていたくらいだ。


それからしばらくして、俺の順番になり診察室に通されると、40代くらいの綺麗めな女医さんが待っていた。
「これはいけるな!」と俺は即座に思った。

ちなみに”何がいけるのか”を聞くのは愚問である。


診察が始まると女医さんは、小さいライトを手に持ち俺の耳の中をじっくりと見始めた。

考えてみれば、女性に耳の中をまじまじと見られるのは初めての経験だ。

「は、恥ずかしい」と思いながらも、どこかで少々の興奮を覚えたのは俺がそういう人だからなのだろう。

ちなみに”どういう人なのか”を聞くのは、これもまた愚問である。


2時間も待たされたのに診察はわずか3分ほどで終了し、検査の結果、「中耳炎」だという診断を受けた。

「中耳炎」がどんなものかわからないが、字を見る限り「耳の中で炎が燃えている」ということだろう、恐ろしい病である。

さらに検査の結果を詳しく言うと「中耳炎だけど、もう治りかけている」という診断であった。

結局、特に薬を渡されるわけでもなく、「いじったりしないで」とだけ助言を受けた。

昨晩まで出血していたにも関わらず、もう治っている・・・自らの治癒力に改めて驚愕した。

 

 
正直なところ、最悪な場合、手術や入院があるのではないかと思っていたところもあったので、一安心だ。


そんな安心感に包まれながら、帰宅し、ご飯をもりもりと食べ、先ほど風呂から出たところ、薄っすらと血が出てきたのだが・・・ほほほ本当に、だだだだだだ大丈夫ででですよねね。